「うちの子、1時間ももつだろうか…」。
「英語、ちゃんと続けられるかな…」「うちの子、1時間ももつだろうか…」。小学生の保護者の方なら、一度はそんな不安がよぎると思います。がんばって通っても、嫌になってしまったら本末転倒ですよね。焦らせるよりも、子ども自身が「できた!」を感じられる場づくりがいちばんの近道だと私たちは考えています。
この記事では、よくあるつまずきとその理由、実際のレッスンの様子、そしてDLEで大事にしている指導の工夫をお話しします。
「うちの子ならどうかな」と一緒に考える時間になればうれしいです。
よくある悩みは「続くかな」と「遊びにならないかな」
なぜつまずきやすいのか
- 小学生は「今できること」と「少し背伸びしたこと」の幅が広いです。いきなり難しい課題が来ると、「無理かも…」が先に立ちやすいです。
- 1時間は小学生にとって長め。単調な活動が続くと集中が切れてしまいます。
- できるかどうかがはっきり見えにくいと、やる気が上がりづらいです。逆に「できた」の手触りがあると続きやすいです。
DLEの実際の子どもたちの様子
- ぴったりのレベルで取り組めた日は、終わり際に「もうこんな時間?」がよく出ます。
- 少し恥ずかしがる子でも、みんなの前で言えた瞬間は表情がパッと明るくなります。
- 前より準備してきた、声が前より出た…など、小さな前進が積み重なります。
安心してほしいこと
「遊びにならないか」「ちゃんと身につかないのでは」と心配されることもありかと思います。大事なのは、楽しさを「できる実感」につなげること。笑顔が増えるのは、「遊んでいるとき」ではなく達成感とセットになっているときです。
「できた!」を生むレベル設定がカギ
まずは正しいステップづくり
難しい問題を「はい、どうぞ」ではなく、子どもの今の力に合う入口から始めます。背伸びしすぎない課題で成功体験を作り、少しずつ段を上げていくイメージです。
具体例:小学3年生、前置詞(in/on/by/under)
- いきなり「Where is the bicycle?」に答えるより、前に小さな階段を用意します。
- 体を使ったジェスチャーで「in / on / by / under」の意味を楽しく覚える
- 絵カードで名詞(tree, table, chair, flower…)を練習する
- みんなで声をそろえて「It’s on the table.」の型を練習する
- 一人ずつ短く発表して「言えた!」を実感する
- この流れだと、「上ならon、下ならunder、木ならtreeに言い換える」という“自分で気づく”体験が生まれます。

安心感につながるポイント
- 「ごまかしの達成」ではなく、ほんとうに自分の力で言えたと感じられる課題を用意します。
- 一人の発表は緊張しますが、短い文で成功しやすく設計しています。できた瞬間の称賛が自信になります。
1時間が「あっという間」になる授業運営
集中を保つ工夫
- 活動は10分前後で切り替え。歌→ジェスチャー→リピート→会話→プリント…とテンポよく。
- 子どもの表情と声の出方を見て、方法を柔軟に変更します。今はプリントより会話、今は座学より動き、のように。
少人数で「見取る」指導
- 前回より準備ができていた、声が前より出た…などの小さな変化を拾って、具体的にほめます。
- 点数だけで評価せず、努力のプロセスを見つけます。「前より良かったね」が次のやる気になります。
安心感につながるポイント
- 「競争」より「積み重ね」。比べず、本人の中での前進を大切にします。
- 雑談やゲームは学びではありません。「学ぶことそのものが楽しい」に結びつく活動を選びます。
親子の取り例

「今日、英語どうだった?」

「It’s on the table 言えた!」

「前よりスラスラだね。英語楽しそうだね。」

「英語が読めたり、言えたりすると楽しい!」
DLEの指導で大事にしていることまとめ。
子ども本位のレベル提示
「難しくてもついてきて」ではなく、「頑張れば届く段」を明確に示します。できたら一段上げる。その繰り返しで、毎週「プラス1」を感じられるようにします。
成功体験の設計
- クラス全体での練習→個別の短い発表→具体的な称賛、の流れで「自分でできた」を育てます。
- 教材は、意味がわかる・声が出せる・言い換えられるの三拍子がそろうように組みます。
1時間の質を高める運営力
- 10分単位で活動を切り替え、集中を維持。
- 子どもの様子に合わせてその場で手法を調整します。無理なく「もう終わり?」につながるテンポを作ります。
よくある勘違い
- 「楽しい」にも種類があります。「遊び=楽しい」は学びではありません。
学ぶ過程に達成感があると、自然と「楽しく」なります。「わかって楽しい」が子どもたちを伸ばします。 - 「難しいほうが伸びる」は一概ではない。背伸びが大きすぎると「無理」が残ります。届く段での反復が、結局は近道になることが多いです。
最後に
最初に感じていた「続くかな」という不安は、毎週の「プラス1」で少しずつ小さくなっていきます。無理をさせなくても、できる段を積み上げれば、英語は自然と面白くなります。今日も、子どものペースで一歩だけ進めば十分です。


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