今日はそこまで学習時間をとっているわけでもないのに点数が取れる、また同じ学習時間でも点数が取れる子たちの宿題の取り組み方について。また、勉強が苦手な子どもたち、勉強が嫌いな子どもたちの宿題の取り組み方について。
これは教員時代からずっと思っていたことです。
大人から見れば当たり前と思っていても、点数が取れないと悩んでいる子たちにとっては大まじめな話です。
・宿題の捉え方
・不正解だった問題の扱い方
・宿題を超えた学習
今日はこの3つについて。
・宿題の捉え方
勉強が得意な子たちは宿題に対する考え方が発達しています。
A. 勉強が得意
宿題は、授業でやったことを理解することが目標。授業で学習したことを定着させるものであり、自分がわからないところを理解せさるものとしてとらえています。
B. 勉強が苦手
宿題は、期限までに提出することが目標。成績のためにとりあえず宿題は提出さえすればOK.理解したかどうかはあまり気にせず空欄を埋めて、丸を付ければ目標達成。「自力でやった宿題」と「答えを写した宿題」で本人の中では価値は一緒。
・正解か不正解か
A. 勉強が得意
着目するのは、不正解だった問題。何ができていないかに考えが及んでいる。不正解だった理由を調べたり聞いたりして次に正解になるように学習する。
B. 勉強が苦手
正解数を気にする。理解しているかどうかは別として正解していればOKとしている。不正解だった問題は答えを見て赤で修正する。この時も自分が理解しているかどうかという視点はほぼない。
・例えば…、記号問題で
A. 正解でも英文がどういう意味になるか、というところまで確認。間違った問題はなぜ間違ったのか、までしっかり理解して次の問題へ。
B. 記号問題のカンで正解した問題であったとしても正解ならOK。
間違った問題も修正の仕方は
ア → エ ということだけ修正し、どう間違ったかという視点に欠ける。
・宿題を超えた学習
A. 勉強が得意
理解することに焦点がおかれているため、宿題をやってもわからなければさらなる問題に取り組む。また自分に何が足りないか、どの単元がわからないかがわかっているためその単元に自主的に取り組む。
B. 勉強が苦手
宿題を終わらせることが目標であるため、宿題が終わるとやるべきことがわからなくなってしまう。何がわからないかわからない状態であるため、とにかく覚えることを優先してしまい点数に繋がらない。その分、記憶が点数に直結しやすい教科である社会や理科で点数が出ることもある。ただ、定期テストなどの範囲が狭いと点が取れるが、実力テストのように範囲が広がると点数が伸び悩んでしまう。
これらのことはとてもよくあることです。
その根本にあるのは、「理解すること」に視点が置かれているかどうかです。
勉強すること=覚えること
ではありません。しっかり理解して、人に説明したり、英語であれば文章を作ったりすることによってはじめて理解しているかどうかがわかります。
「理解すること」に視点が置かれていれば、宿題の意味を見出し、宿題で足りないことに気が付けば自分で学習をする必要に気が付きます。
言うは易く行うは難し
提出物の有無で評価され(現行の学習指導要領では評価の仕方が変わっています。)てきた子供たちは「提出すること」を第一優先にとらえがちです。
また「宿題が終わるまでは、ゲーム禁止」「宿題が終わったらテレビが見られる」といったように宿題が終わることに罰や報酬があるとやはり「終わらせること」に意識が集中してしまい、答えの丸写しなどが発生します。
かといって放っておいたらずっとゲームをやっているし、言わなきゃやるほど簡単ではない。
難しいですね。
ただこの宿題への姿勢が変わるだけで必ず点数に好影響があるはずです。
夏休みの宿題も有意義なものにしましょう。
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