〜「文法を学んでいるのに、なぜか英語ができない…」その理由とは?〜
目次
- 多くの英語学習者が文法を苦手する
- いまだに見られる知識偏重の文法指導
- 文法はどう学ぶべきか(教えるべきか)
- DLEの英語文法指導
1. 多くの英語学習者が文法を苦手する
英語学習において「文法が苦手」と感じる生徒は非常に多く、塾や学校でもよく耳にする声です。
しかし、なぜ文法がここまで敬遠されやすいのでしょうか?
複雑でわかりにくいという印象
文法を「暗記するもの」「例外だらけで難しいもの」と捉えてしまうと、それだけで心のハードルが上がってしまいます。特に最初の段階で文法に失敗体験があると、その後の学習がストップしてしまうことも多々あります。
単元ごとにバラバラに学んでしまう
例えば「can は助動詞」「will は未来形」と教わると、別々のルールのように感じてしまいます。しかし実際には、両方とも動詞の前につけることで文の意味を変える“補助的な働き”をする語句です。これらの共通性を教えずに、「別々の単元」として学ぶことで、文法の全体像が見えにくくなるのです。
繋がりを無視した単元化の弊害
- 「that節」は接続詞の単元
- 「間接疑問文」は疑問文の応用単元
このように扱われると、「文の中に文が入る構造」という本来の共通ルールが見えなくなり、表面的な暗記になりがちです。学習が“点”の連続になってしまい、やがて苦手意識に変わっていきます。
2.いまだに見られる知識偏重の文法指導
本来、文法は英語を理解し、表現するための「道具」のはずです。
しかし実際の現場では、「テストで点を取るための知識」として詰め込まれているケースが少なくありません。
関係代名詞の誤解を生む指導
たとえば、「関係代名詞の主格は情報が欠けているが、目的格は欠けていない」という説明。
一見わかりやすそうですが、実際にはどちらも文の一部が欠けているという点では共通しています。
このような指導は、見かけの違いにフォーカスするあまり、本質的な構造の理解を妨げてしまうのです。
疑問文の語順を「暗記」させる指導
「疑問詞+助動詞+主語+動詞の原形」というような語順の“公式”を丸暗記させる方法。
これもよく見られますが、英語の文構造の本質がわかっていれば、
「疑問詞を文頭に持ってきて、残りは疑問文の形にすればいい」
という一言で済む話です。理解ではなく、暗記で押し切る指導は限界があるのです。
用語を反復させるだけの意味のない練習
「時と条件の副詞節には未来形が使えない」と日本語で何度も繰り返すような学習。
それでルールが頭に残ったとしても、実際の英文の中で使えるかどうかは別問題です。
このような日本語の呪文のような反復では、実戦で使える力が育ちません。
3. 文法はどう学ぶべきか(教えるべきか)
英語の文法は、決して“例外だらけの複雑な迷路”ではありません。
むしろ、シンプルなルールの組み合わせで成り立っている、とても合理的な言語です。
英語文は「型」がある
基本は 「主語(S)が、動詞(V)して、目的語(O)に何かする」。
これさえ押さえておけば、たとえばこんな文も自然に組み立てられるようになります。
I play tennis.(私はテニスをします)
My brother plays the piano.(私の兄はピアノを弾きます)
英語は、この「型」に単語を当てはめるだけで表現ができてしまうのです。
否定文と疑問文のルールも一貫している
「否定文には not を入れる」
「疑問文は語順を入れ替える」
この2つの基本ルールが分かれば、そこからすべての文法知識が積み上げられていきます。
たとえば助動詞、受動態、現在完了などの内容も、“基本構造+追加要素”として理解できるようになります。
その結果、「応用=暗記」ではなく、「応用=発展」として扱えるようになるのです。
4.DLEの英語文法指導
DLE英語学習塾では、中学1年生で学ぶ基礎文法をとことん大切にしています。
「基礎がないまま」では絶対に伸びない
- 「なんとなく英語ができている気がする」
- 「雰囲気で読んでいる」
こうした状態では、中2・中3で必ず壁にぶつかります。
その場しのぎではなく、「土台から理解して使える力」に変えることが、結果的に入試にも英検にも強くなる近道です。
文法用語を「避けずに、理解させる」
学校や塾によっては、文法用語をできるだけ使わない指導をするところもあります。
実際、私自身も教員時代には「文法用語は生徒が混乱する」と思い、避けて教えていたこともあります。
しかし、わからないから使わない=一生わからないまま。
DLEでは、「用語がわかるように教える」ことに力を入れています。
文法用語を正しく理解すれば、自分のつまずきポイントを言葉で表現できるようになるからです。
実際の生徒たちの声
- 「僕、文構造が苦手なんですよね」
- 「動名詞と不定詞がごちゃ混ぜになってるので、そこ復習したいです」
こうした言葉を生徒たちが自然に言える環境が、弱点を明確にし、効率よく克服していく力につながります。
「よくわからないからやらない」というのではなく、
「わからない」を乗り越えようとする姿勢が、英語力を確実に成長させていくのです。
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