「英語の勉強、大切だけど…それだけじゃないんですよね。」
これからの時代を生きる子どもたちにとって、本当に必要な力ってなんだろう?と、ふと考えたことを記事にしました。保護者の皆様と、一緒に考える時間になったら嬉しいです。 #子育て #教育 #英語学習
「うちの子、英語の勉強を始めたけど、なんだか伸び悩んでいるみたい…」
「周りの子はどんどん話せるようになっているのに、どうしてうちの子は…」
お子さんの学びについて、ふと不安になったり、他の子と比べてしまったりすること、ありますよね。一生懸懸命サポートしているからこそ、心配になるのは自然なことだと思います。
「もっと単語を覚えさせなきゃ」「文法をしっかり教え込まないと」と、ついテクニックに目がいきがちですが、少しだけ立ち止まってみませんか。
実は、語学力や知識を吸収していく上で、とても大切な「土台」があります。それは、目には見えないけれど、子どもの学びを根っこから支えてくれる力です。
この記事では、英語学習の話を少しだけ横に置いて、これからの時代を子どもたちが幸せに生きていくために、本当に大切にしたい「心の育ち」について、一緒に考えていきたいと思います。
なぜ「素直さ」が学びの土台になるの?
「素直でいることって、本当に大事だよね」
これは、私たちが多くの子どもたちと接する中で、日々感じていることです。もちろん、英語はあくまでコミュニケーションのための「道具(ツール)」の一つ。その道具を上手に使いこなせるようになるためには、実はその子の「人としての姿勢」が大きく関わってくるように感じます。
たとえば、
- 自分の「わからない」を認められる
- 相手の話を謙虚に聞こうとする
- 人を尊重し、思いやることができる
といった心です。
なんだか少し、道徳の授業みたいに聞こえるかもしれませんね。でも、これは英語の学びにもそのままつながるんです。
新しい単語や表現に出会ったとき、「へぇ、そう言うんだ!」と素直に受け入れられる子。先生や友達が話す英語を「何を言っているんだろう?」と一生懸命聞こうとする子。こういう子は、まるでスポンジが水を吸うように、ぐんぐん言葉を吸収していきます。
逆に、「こんなの知ってる」「間違えるのが恥ずかしい」という気持ちが強すぎると、新しい知識を受け取る心の扉が少しだけ閉じてしまうのかもしれません。
「受け身の勉強」も、悪いことばかりじゃない
日本の英語教育は、「受け身だ」「テストのためだけの勉強だ」なんて言われることもありますよね。でも、私は、その中にとても大切なものも含まれていると感じています。
それは、「目の前のことに、実直に、一生懸命取り組もうとする姿勢」です。
もちろん、自分でどんどん道を切り拓いていける、カリスマのような人もいます。でも、多くの子どもたちは、才能だけで伸びていくわけではありません。自分の持っている力を最大限に伸ばしていくためには、地道に努力を積み重ねていく長い時間や粘り強い姿勢が必要です。
その「地道な努力」を支えてくれるのが、実は「自分は知らないことが多いから、人から本から学びたい」という素直な心なのではないでしょうか。
DLEのレッスンでも、ただ英語のスキルを教えるだけではありません。しっかりと学ばなければいけないという雰囲気や、周りもやっているんだからやらなければという関係性をとても大切にしています。そういった環境の中で、子どもたちは自然と「やらなければできるようにはならない」という謙虚な姿勢を身につけていくのだと思います。
これからの時代に、本当に必要な力って?
最近はAI(人工知能)がどんどん賢くなって、人間より上手にできることが増えてきました。そんな時代に、私たち人間にとって大切なことって何でしょう?
それはきっと、「自分自身が、どうすれば幸せに生きられるかを知っていること」ではないでしょうか。
そして、その幸せは、決して「自分さえ良ければいい」という考え方の中には見つかりにくいものだと思います。私たちは、誰かと関わり、コミュニティの中で協力し合いながら生きています。
- 社会のルールやマナーを守れる
- 人を思いやり、自分も大切にできる
- 間違ったときには、素直に認めて正そうとできる
たとえ英語がペラペラでも、プログラミングがすごく上手でも、この「人としての根っこ」が育っていなければ、大人になってから本当に苦労するのは子ども自身です。
中身のない言葉をいくら話せても、AIの方がずっと便利かもしれません。でも、思いやりや温かさといった「心」が伴った言葉は、人間にしか紡げないものです。
私たち大人ができるのは、付け焼き刃のテクニックを教えることではなく、子どもたちが善悪の判断をしっかりできるよう、責任を持って隣で一緒に歩いてあげることなのかもしれません。
「うちの子、このままで大丈夫かな…」
この記事を読む前の、そんな不安な気持ちを少し思い出してみてください。
英語が話せるようになることは、もちろん素晴らしいことです。
でも、その前に、あるいはそれと同時に、私たちが大切にしたいのは、子どもの中に「人としての軸」が育っているかどうかではないでしょうか。
素直さや思いやりを見つけて褒めてあげることは、とても大切です。
しかし、それと同じくらい大切なのが、間違ったときに「それは違うよ」と伝えてくれる大人がそばにいることだと思います。
これからの時代は、情報も選択肢もあふれています。
だからこそ、子どもたちは「何が正しいのか」「どう行動すべきか」を自分で判断していく力を求められます。
その力は、ただ見守られているだけでは育ちません。
ときには立ち止まり、軌道を修正してくれる大人の存在があってこそ、子どもは安心して前に進むことができます。
叱るためではなく、導くために。
否定するためではなく、より良く生きていくために。
私たち大人の役割は、ただ遠くから見守ることではなく、
子どもが道を外れそうになったときに、そっと、しかし確かな言葉で方向を示してあげることなのだと思います。
その積み重ねが、子どもたちの「自分で考え、正しく選び取る力」を育て、
結果として英語の学びにも、これからの人生にもつながっていくのではないでしょうか。


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